004.何者

 

朝井リョウの何者を読了。

読了後、しばらく動けなくなった作品は初めてだった、自分の事を言われているみたいで衝撃的だった

就活に挑む男女5人の話の話で大学生活を経験していない自分だが、すんなり読むことができた、物語にはツイッターなどのSNSがでてくるからだろうか、物語にSNSを出しているとリアリティがあり、今の時代の作品だと思った。

主人公と一緒でこういう奴嫌いだわと思う人間が出てきて、その人間に対して思うことが的確で、そうそう言いたい事を言ってくれた！って気持ちになる

そう思う同様に物語にでてくる人物に主人公と同様に蔑むような気持ちになるが、あとでそれを後悔することに。

人の弱さや妬む心を鋭く突かれた作品だった、最後は小説をこえて自分の事を言われているようなそんな気分になった。

普段曖昧とした感情、思っているんだけど言葉にできないものをこれでもかってくらいに的確に言葉にした文章センスはすごすぎて何も言い返せないくらい説得力のあるものだった、恐ろしいくらいに。